犬の気持ちは、まずその鳴き声にあらわれます。「ワン、ワン」という犬の吠える声は、何かを警戒したり、驚いたり、興奮したりしたときに聞かれますが、短く連続的にワンワンを繰り返すときは喜びをあらわしたり、なにかをねだったりしていることもあります。
「ウーッ、ウーッ」という犬の唸り声は、相手を威嚇するときで、「クンクン」という鼻声は相手になにかを訴えているとき、それが長く伸びて「クゥーン、クゥーン」というのは不安やさびしさの表現になります。
「キャン、キャン」という犬の高鳴きは痛みやおびえをあらわす悲鳴、夜に聞かれる「ウォーン、ウォーン」の遠吠えは遠くの仲間を呼ぶ声で、野生時代の名残りです。
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