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犬の動作による感情表現

犬が尾を振ることは、重要な感情表現の一つで、クルクルと激しく回すときは最高の喜び、ゆるやかに左右に振るときは親愛の情、高くかかげたときは怒りを表します。

犬同志がお互いの力をさぐり合うときも、尾を上に上げて小さく振りますが、負けと知ったら股間へ挟み、勝った犬はますます高くピーンと尾をかかげます。

犬が体をすり寄せてくるときは、尾も一緒にゆすっていれば親愛の気持のあらわれですが、低い唸り声をあげていれば、それは攻撃の前触れですから要注意です。特に犬が牙をむくのも攻撃の前触れですが、毛を逆立たせ、鼻にしわを寄せ、上唇をけいれんさせていたら噛まれるおそれあります。

逆にあおむけになって腹を見せる犬の動作は、絶対服従の意志表示です。また攻撃のとき以外で飛びついてくるのは、犬が親愛の情の表していることで、同じく噛んだりすることもありますが、軽く噛む程度で、決して相手を傷つけるようなことはしないものです。

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