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犬の食事のしつけ

犬の食事は、必ず同じ時間に、同じ場所、同じ食器で与えるようにします。ものを食べるのはいつもここで、このときだけ、ということを犬に自覚させるためです。

このしつけがしっかりとできていれば、出されたものを時間内に食べ、それで満足して、散歩に出たときに拾い食いをしたり、家族の食卓へきてみんなが食べているものをねだったりしなくなります。

食事を与える時は、犬が待ちかねているからといって、でき上がった食事をすぐに与えてはいけません。まず、犬に「オスワリ」を命じ、それができたら食器を前へ置いてやって、急いで食べようとしたら「マテ」。それでも犬が食べようとしたら食器をとり上げて、もう一度「オスワリ」からやり直します。

犬が「オスワリ」と「マテ」を、できるようになったら、「ヨシ」と声をかけて食べさせますが、なれてきたら「マテ」から「ヨシ」までの間隔を徐々に長くして、何事にしろ主人の許可が出るまでは、待って我慢のできる犬に育てていきます。

「オスワリ」と「マテ」はいろいろな場合に役立つしつけで、散歩のときに教えてもいいのですが、食事のときなら効果はいっそう上がるといえます。

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