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犬の大別

犬の大別日本では、犬の分類は、以前は7グループ制でしたが、日本のジャパンケンネルクラブ(JKC)が採用している分類法では、10グループに分類されます。

① シープドッグ&キャトルドッグ
シープドッグは牧羊犬で、代表格はコリーなど、キャトルドッグは牛追い目的のための犬で、ブービェ・デ・フランダース、ブリアールなど。

② ピンシャー、シュナウザー、モロシアン・タイプ&
  スイスキャトルドッグ
ピンシャーやシュナウザーは、ネズミ捕りや家畜の警備の目的で作り出された犬で、モロシアン・タイプは、古代から軍用犬に使われた犬(チベタン・マスティフ)、闘犬だった犬(ブルドッグ)、作業犬だった犬(セント・バーナード)などが含まれます。

③ テリア
テリアとは、ラテン語で土を掘るという意味で、昔は小さな獲物狩りの猟犬でした。

④ ダックスフンド
ダックスはドイツ語でアナグマ、フンドは獣猟犬(ハウンド)の意味を表し、昔は猟犬で、小さな獲物の巣穴に潜り込みやすいようにと、あんな胴長短足の体型に改良されたのです。

⑤ スピッツ&プリミティブ・タイプ
スピッツ&プリミティブ・タイプは、とがった口先と立ち耳、巻尾など、原初的な犬の体型を今も保っている犬たちで、シベリアン・ハスキーや、日本原産犬もなど。

⑥ セント・ハウンド
セント・ハウンドは、嗅覚の鋭さで獲物を追う猟犬たちのグループで、ブラッドハウンドやビーグルなど。

⑦ ポインティング・ドッグ
ポインティング・ドッグは、鳥の隠れた位置を独特の姿勢でハンターに教える犬のグループで、ポインター(指差す)種、セッター(伏せる)種に分かれます。

⑧ レトリーバー、フラッシング・ドッグ&ウォーター・ドッグ
隠れている鳥を飛び立たせるのが仕事のフラッシング・ドッグ、撃ち落とした鳥を回収してくるレトリーバー、泳いで打ち落とした鳥の狩猟や水鳥が専門のウォーター・ドッグが属するグループです。

⑨ コンパニオン&トイドッグ
ペットとして愛された歴史の長い犬たちのグループで、プードル、マルチーズ、シーズーなど。

⑩ サイト・ハウンド
サイト・ハウンドは、鋭い視覚とすばらしいスピードで獲物を追う猟犬たちのグループで、アフガン・ハウンド、グレーハウンドなど。

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